2016年7月2日土曜日

劇団AUN第23回公演「桜散ラズ・・・」 池袋シアターグリーン 【感想】



劇団AUNの「桜散ラズ・・・」を観てきました。


経緯としては、これに大塚明夫さんが出演するということを本人のツイッターで知り、大塚さんのあの声でお芝居をしている姿に興味が沸き、観にいきたいなと思ったのがキッカケ。演劇とかは全く観たことがない演劇童貞。主演?の吉田鋼太郎さんはテレビやCMで見たことある俳優だなぁという程度。


7月2日の土曜日に観にいく予定でしたが、調べたら完売だったので金曜日の当日券狙いでいきました。仕事終わり向かうことになるので当日券があるか不安に。
到着したのは18時半ごろ。当日券は予約客のキャンセルの出た席とのこと。無理っぽいなーと思いつつも待っていたら当日券客の呼び出しがあり無事チケットの購入をして中へ。
中は思ってたよりも高広としており、たくさんのお客がいました。席は中央より左後方でしたがちょっと窮屈でした。

席でもらった資料を眺めていると、演者っぽいのがひっそりと登場しライトもゆっくり暗転。演劇ってこういう始まり方なの?とちょっとびっくり。
左右に階段があるのですが、その階段を演者が通ってステージに出たり、階段でライトに照らされその場で演技する場面が多々あったのが印象的。ステージの上だけでなく客席巻き込んでの演劇に迫力が一層増しました。
お目当ての大塚明夫さんの演技はというと、なによりもまずいい声!渋かっけー!メタルギアのスネークや吹き替えで多くの作品等に出ているので、この瞬間が一番楽しみでした。吉田鋼太郎さんも渋かっこいいですが、大塚明夫さんの叫ぶ声はすごい迫力でかっこよかったぁ。
劇の最後のほうでの去り際に、大塚明夫さんが前にいた演者(役名が分からないけど、たぶん杉本政志さん)にちょっかい出してたのがおちゃめでしたw
その杉本政志さんですが、吉田鋼太郎、大塚明夫に次いで印象に残る演技でした。演技のこととか詳しくないから直感だけど、なんかシンプルに感情がすごい伝わってきて良かったです。
劇の中で一番笑ったのは吉田鋼太郎さんの「おしっこ漏れそう」の演技。はよトイレ行けやwwって思いました。笑いの基本は繰り返しですね。
一番感動したのが劇の最後、全演者がステージや階段に集合し、主人公の和田健一がおにぎりをむさぼり「おいしい」のシーン。すごい絶妙な間と緊張感がたまりませんでした。まさかおにぎりというアイテムがここまで重要だとは思いませんでした。それくらいおにぎりは戦時中愛されていたんですね。おにぎり恐るべし。

感想はおおざっぱですが、何より見にいってみて良かったです。芝居というものにもっと興味を持てました。劇団AUNの続弾はもちろん、他劇団も見てみたいと思いました。

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