2018年4月12日木曜日

SABATON Japan Tour 2018 with AMON AMARTH @ IMPホール(3/31) 【感想】

久々の更新。

The HauntedとかEluveitieとかArch Enemyのライブ行ったけど感想はめんどくさくて書かなかったのでしっかり今回から書いてく!

ということで初の日本でのSABATON単独公演!!
ゲストにはAMON AMARTH!!
両バンドともヨーロッパでは大人気でフェスのトリを飾れるくらいのビッグバンド。メタラーならこんなの観に行かないわけがない。
自分は物販でTシャツを買うため14時過ぎにはIMPホールに到着。すでに結構な行列ができており100人はいたかな。結果として言うとこんな早くきても意味なかったです。ライブ終演後もTシャツは普通に売ってた。リストバンドは真っ先に売り切れてたかな。
開場まで近くのコンビニで時間潰し。近くでジャニーズ系のライブもあるみたいで女子とか花見客でなかなかにカオス。やっぱり黒ずくめのメタラーは浮いてました。IMPホールにロッカーはなく、近くの駅のロッカーはすでにいっぱいとのことで、京橋駅まで行かないとロッカーが空いてない状態。仕方ないので荷物は持ったまま参戦。

17時開場。初のIMPホール。床が絨毯なのがとてもいい!足の負担も少なくてすみそう。18時くらいで客入りは7割くらいだったかな。ソールドアウトしてないのが残念でならない。すごいメンツなのに・・・。



AMON AMARTH
  1. The Pursuit Of Vikings
  2. First Kill
  3. Twilight Of The Thunder God
  4. As Loke Falls
  5. War Of The Gods
  6. Deceiver Of The Gods
  7. Raise Your Horns
  8. Guardians Of Asgaard
スウェーデンのMelodic Death/Viking Metalバンド。Amon Amarthは去年のWACKEN以来2回目。WACKENとは違い、豪華なセットや炎による演出等はなし。前回はもみくちゃになりながらの鑑賞だったから今回はじっくり前の方で鑑賞。
豪華なセットや派手な演出がなくたってライブは見応え抜群。Johan Hegg(Vo)の漢らしい唸り声と流暢な日本語による挨拶のギャップがかわいい。屈強なメンバー達がヘドバンしまくってる様はほんと最高、これぞメタルのライブって感じがして良かった。
一つ残念なのがやはり持ち時間。サポートとはいえ1時間くらいやってくれるもんだと思ってたけど、40分だけって・・・あのAmon Amarthですよ? この日本ツアーを最後にJomsvikingツアーが終わりらしいので、早く新譜制作して今度こそ単独公演してほしいです。




SABATON
  1. Ghost Division
  2. Winged Hussars
  3. Swedish Pagans
  4. Carolus Rex
  5. Screaming Eagles
  6. The Last Stand
  7. En Livstid I Krig
  8. Blood Of Bannockburn
  9. Resist And Bite
  10. Sparta
  11. Night Witches
  12. Cliffs Of Gallipoli
Encore:
 13. Primo Victoria
 14. Shiroyama
 15. To Hell And Back

スウェーデンのPower Metalバンド。去年のラウパ以来5回目の参戦。単独公演は去年ドイツで観て以来2回目。Amon Amarthに豪華ヴァイキングステージセットがなかったように、Sabatonにも今回は戦車セットはなし。戦車のないSabatonのライブは初めてである意味貴重。
1曲目の「Ghost Division」からみんなテンションぶち上がり! Joakim Brodén(Vo)のいつものアームハンマーも健在。みんなで掛け声かけて拳を振り上げるのが最高にストレス発散!
「Into The Fire」か「Screaming Eagles」か選ばせたり、「A Lifetime Of War」を日本語かスウェーデン語で歌うか選ばせたりとオーディエンスに選択させるやつ大好き「Into The Fire」は観たことないからそっちがよかったんだけど、「Screaming Eagles」の方が圧倒的人気だったかな。
Tommy Johansson(Gt)のバカコールやJoakimのギター講座コントも相変わらず面白い。

いやーSabatonのライブは何回観ても飽きない、面白い、楽しい! Sabatonは楽曲のレベルの高さもだけどパフォーマーとしてのレベルもマジで高い。日本での知名度ももっと上がってほしいですね。メタルってだけでいろいろ敬遠されてしまってる気がする。新譜の制作にそろそろ入るだろうから完成したらまた日本来てくれ~。

2018年1月10日水曜日

Pagan Metal Horde vol.2 @ 梅田BANANA HALL(1/6) 【感想】

フォーク/ヴァイキングの祭典、PMH2に行ってきた!
お目当ては勿論Ensiferumなんだけど、その他のバンドも去年新譜出してるし楽しみでした。特にTrollfestはどんなライブをするのかね。


Valhaloreから見れればいいなってことで、17時半ごろに会場入り。梅田Banana Hallに来たのは初めて。ステージは少し低めだけど広々としてて良い感じ。現時点で客入りは200人くらい。中ではBoisson Divineがまだ演奏中。メタルというかフォークバンドって感じの軽さと陽気な曲で、男性Voの声がよく通る印象。




Valhalore
  1. Upon The Shores
  2. The Winterstone
  3. Voyage Into Eternity
  4. Augury Of Death
  5. Guardians Of Time
  6. Across The Frozen Ocean
オーストラリアのEpic Folk/Viking Metalバンド。去年1stアルバムをリリースし、ジャケットのクサさと曲の完成度の高さから各所で話題になったValhalore。それが早速来日とは、Evokenさんの根回しはほんと早い。メンバーはアームガードを装備したり顔をペイントしたりと中世ヴァイキングな出で立ち。風のインスト担当こと木笛の女性の演奏が意外とかっこよかった。女性はほぼ無表情だけど、手だけはすごい細やかな動きをしてた。
あと意外だったのはサークルピットとウォールオブデスを煽ってきたこと。煽られたら基本的にノってあげるようにしてるのでやったけど、サークルピット人少なすぎて笑える。なんとも平和なサークルピットでした。
サウンドのほとんどがBGM処理だったのが残念だなー。女性Voパートも垂れ流しだったのも残念だけど、フォーク楽器をいろいろ観たかった。Ensiferumのドラムセットが真ん中にどーんと置かれてるせいで他バンドのドラムが端に追いやられてるのはかわいそうだなーと思いました。




Wind Rose

  1. Dance Of Fire
  2. Fallen Timbers
  3. Rebel And Free
  4. The Returning Race
  5. To Erebor
  6. The Breed Of Durin
イタリアのPower Metalバンド。こちらも去年新譜をリリースしたばかり。Wind Roseの特徴は曲よりもまずこのゴツい衣装。ショルダーガードでかすぎだろっていうね。一見動きにくそうだけど、ライブ中のFrancesco(Vo)の動きはすごい機敏。そこは計算して作ってんのかな。
後から知ったけどWind RoseのVoってFairylandのVoもやってた人だったんだね。Fairyland好きだからあっちの活動もしてほしいけど・・・。metallum見る限りは解散はまだみたいだしどうなってんだろうか。
ライブはとにかく暑苦しい漢のパフォーマンスって感じ。曲自体にはシンフォニックな要素もあって涼し気だけど、とにかくメンバーが堂々としててパワフル。「ウッ!ハッ!ウッ!ハッ!」という掛け声といい髪型といい体型といい、FrancescoってSabatonのJoakim(Vo)に似てるなーなんて思った。Wind Roseもサークルピットとウォールオブデス煽ってきてたなぁ。Valhaloreよりも熱いライブでした。




TrollfesT
  1. Professor Otto
  2. Brakebein
  3. Toxic (Britney Spears Cover)
  4. Illsint
  5. Steel Sarah
  6. Kinesisk Alkymi
  7. Kaptein Kaos
  8. Gigantic Cave
  9. Die Grosse Echsen
  10. Solskinnsmedisin
  11. Helvetes Hunden GARM
ノルウェーのFolk Metalバンド。初来日変態パーティーバンドTrollfest!! 正直1度くらいは来日してるものだと思ってたけど初なんだね意外。
バンドメンバー全員探検家のような格好で登場。そこに大量の棒風船を装備したり顔に変なペイントを施したりやりたい放題なビジュアルで観てるだけで楽しい。
センターのTrollmannen(Vo)は歌いながらマイクスタンドに装備されたパーカッションを陽気に叩いてる。「ここでジョークを一つ!」みたいに言ってジョークを英語でベラベラと喋ってたけど皆何言ってるかさっぱりで反応が薄い・・・。メンバー側も「全然伝わってねーぜHAHAHA」 みたいにリアクションしてたけど果たして伝わってたらウケてたかどうかは謎。
メンバーで一番はっちゃけてたのは顔面に黒ペイントにショートパンツのDr. Leif Kjønnsfleis(Gt/Vo)。一番ステージを動き回ってたし、一番観客を煽ってた。いかにも場慣れした感じ。脱退したはずのアコーディオン奏者のManskowは終始地味だったかな。DrekkaDagのサクソフォーンの音色はすごく綺麗で良かった。
セトリ的には『Kaptein Kaos』と『Solskinnsmedisin』が聴けたのはいいけど、『Brumlebassen』の演奏がなかったのは残念。Trollfestはアルバム『Brumlebassen』で知ってからハマったのでぜひ演奏してほしかった・・・。ともあれバカ楽しいライブでした。




Ensiferum
  1. For Those About To Fight For Metal
  2. Heathen Horde
  3. Two Paths
  4. King Of Storms
  5. Token Of Time
  6. In My Sword I Trust
  7. Warrior Without A War
  8. The Longest Journey (Heathen Throne, Part II)
  9. Way Of The Warrior
  10. Two Of Spades
  11. Victory Song
Encore:
 12. From Afar
 13. Lai Lai Hei

フィンランドのEpic Folk Metalバンド。お目当てのEnsiferum!!!
来日前に紅一点であるアコーディオン奏者のNetta Skogが脱退するっていう悲報があったのが本当残念。来日前にメンバーが脱退するのほんと多くない?
ちなみに今回が初Ensiferum。メンバーの登場では一人一人歓声が大きかったけど、Trollfestの後だからかな、すごくステージが寂しい・・・。Trollfestのようなわいわいお祭り感もないのでなおさら。しかし、Ensiferumには超イケメンのPetri(Vo/Gt)がいるではないか! PVでみてもイケメンだけど、生で見るとさらにイケメンでした。俺男だけどPetriになら抱かれたいわ。女なら股間ぐちょぐちょ間違いなし。ギターソロも華麗にこなしてたし歌も安定してるしで完璧なフロントマンでした。でもPetriはヒゲは生えてないほうがいいかなぁ~。Northerのときみたいな若々しいのが好きです。
そのPetriの両脇を、唯一のオリジナルメンバーであるMarkus(Gt/Vo)とSami(Ba/Vo)が各々バックコーラス等でサポートといった感じ。Markusは大人しく演奏してるのに対し、Samiは結構観客を煽ったりしてたかな。
セトリは特に不満はなし。『Heathen Horde』『In My Sword I Trust』『From Afar』『Lai Lai Hei』とコーラスで歌える曲も多くて良かった。
なにより直にEnsiferumを観れたってことに感動。メタルを聴き始めて割とすぐに知ったバンドなので「ついに生で見れた!」って気持ちでいっぱい。持ち時間も1時間20分ほどで思ってたより長かった。



今回のライブではかなり叫んだなぁ。後日談だけど叫びすぎて喉痛めて風邪をこじらせました。無事Pagan Metal Horde vol.3も発表、Orphaned Landが観たいので勿論行く予定です。いつかTýrとかMetsatöllとかHeidevolkあたり呼んでほしいな!

2017年12月31日日曜日

おすすめメタルアルバム 10選 【2017年11月編】

自分が良かったと思う今月発売されたアルバムを10枚に厳選して簡単に紹介。
無理くり10枚選出した感じ。今後が楽しみなバンドとたくさん出会えた月だったと思う。




1. AetherianThe Untamed Wilderness
ギリシャのMelodic Death Metalバンド、Aetherianの1stフルアルバム。Insomniumやwolfheartのような叙情系メロデス。それらと比べるとまだまだメロディも弱いしグロウルも汚いけど、今後が楽しみになるくらいには良い土台ができてる印象。




2. Almanac / Kingslayer
元RageのVictor Smolski率いるベラルーシ/ドイツ/イギリスのSymphonic Power Metalバンド、Almanacの2ndフルアルバム。個人的に前作『Tsar』が大当たりで、前作には及ばないけど今作もなかなか。どの曲もメロディはキャッチーで良いけど、ガツンとくるようなインパクトある曲がないのが残念。




3. Beast In Black / Berserker
フィンランドのHeavy/Power Metalバンド、Beast In Blackの1stフルアルバム。まんまBattle Beastって感じで、聴いていてハートが熱くなるようなかっこいい曲が揃ってると思う。ただヴォーカルのパワフルさではNoora嬢が圧倒的に上。現時点では劣化Battle Beastと言わざるをえない。Anton(Gt/Vo)はBattle Beastを脱退したのにBattle Beastと同じことがしたかったの?よく分からない。




4. Cannibal Corpse / Red Before Black
アメリカのDeath Metalバンド、Cannibal Corpseの14thフルアルバム。これぞ純粋なデスメタル。おどろどろしくドロドロしたサウンドとGeorge(Vo)の綺麗なグロウルとキレのあるギターソロ。ファスト・ミドル・スローテンポな曲が揃ったバランスのいいアルバムだと思う。




5. F.K.Ü. / 1981
スウェーデンのThrash Metalバンド、F.K.Ü.の5thフルアルバム。とにかく早くてスラッシーな曲が聴きたい!って人はとにかくこれを聴け。疾走感は前作以上でメロディ・リズム共にノリノリで最高。今月のおすすめ




6. Hulkoff / KVEN
スウェーデンのHeavy/Power Metalバンド、Hulkoffの1stフルアルバム。Sabatonとか渋カッコイイパワーメタル好きにはたまらないと思う。Hulkoffの低い声と曲調の相性が良い。SabatonのJoakim(Vo)がゲスト参加してる曲も良い感じ。




7. Moonspell / 1755
ポルトガルのGothic Metalバンド、Moonspellの12thフルアルバム。1755年のリスボン地震を題材にしたコンセプトアルバム。全編ポルトガル語の歌詞とダークな雰囲気とシンフォニック要素がマッチして壮大で一曲一曲聴き応えがある。今月のおすすめ




8. Morvigor / Tyrant
オランダのMelodic Death/Black Metalバンド、Morvigorの2ndフルアルバム。曲は哀愁漂ってていい感じなんだけど、1曲1曲が長いのが残念。




9. N█OAdrestia
ウクライナのAtmospheric Post-Black Metalバンド、N█Oの1stフルアルバム。このバンド名なんて読むんだ、ノー? ポストブラック好きにすごくおすすめ。悲哀に満ち溢れたようなメロディとシャウトがたまらない。暗い気分の時に聴くと泣けてくる。




10. VhäldemarAgainst All Kings
スペインのPower Metalバンド、Vhäldemarの5thフルアルバム。Primal Fearのような漢臭さMAXな曲だらけ。来年の来日も決まってるのでライブでも漢臭いパフォーマンスで頼む。


2017年12月4日月曜日

おすすめメタルアルバム 10選 【2017年10月編】

自分が良かったと思う今月発売されたアルバムを10枚に厳選して簡単に紹介。今月も遅くなったうえに、下に挙げたやつ以外あんま聴いてないっていう。11月こそ早くあげよう。




1. The Black Dahlia Murder / Nightbringers
アメリカのMelodic Death Metalバンド、The Black Dahlia Murderの8thフルアルバム。作風は前作と一緒だけど、前作より耳に残りやすいメロディックな仕上がりでかなり自分好み。Trevor(Vo)のグロウルはやっぱ最高。今月一のおすすめ!




2. Dr. Living Dead! / Cosmic Conqueror
スウェーデンのThrash Metal, Crossoverバンド、Dr. Living Dead!の4thフルアルバム。音は軽いかもしれないけど、これぞクロスオーバーに求めてた素晴らしい疾走感。




3. Enslaved / E
ノルウェーのProgressive Black/Viking Metalバンド、Enslavedの14thフルアルバム。アバンギャルドなリフが良い。Röyksoppのカバー曲『What Else Is There』は特に素晴らしい。




4. Exhumed / Death Revenge
アメリカのDeath Metal,Grindcoreバンド、Exhumedの7thフルアルバム。ただドコドコバコバコとデスメタルベースに猪突猛進!なところもあれば、メロいリフに流されて怠けるところが残念。




5. HaemorrhageWe Are The Gore
スペインのGoregrindバンド、Haemorrhageの7thフルアルバム。軽快なドラムとほどよい疾走感、そしてぐちゅぐちゅと汚らしいグロウル。The・Goregrindな仕上がり。




6. Ne Obliviscaris / Urn
オーストラリアのExtreme Progressive Metalバンド、Ne Obliviscarisの3rdフルアルバム。基本まったり、時に激しくテクニカルにグロウルやバイオリンを使った多彩な展開が良い。




7. Samael / Hegemony
スイスのBlack/Industrial Metalバンド、Samaelの11thフルアルバム。エレクトリックかつインダストリアルなサウンドがブラックの奥深い壮大さを引き立てており、独特な雰囲気がとても良い。今作でこのバンドを知ったので過去作を追っていこうと思う。




8. Trivium / The Sin And The Sentence
アメリカのMetalcore, Thrash/Heavy Metalバンド、Triviumの8thフルアルバム。荒々しい一面もあれば、落ち着いたバラードも聴ける今までで一番大人びたアルバムだと思う。前作ほどではないけどどこか物足りない。




9. Winds Of Plague / Blood Of My Enemy
アメリカのSymphonic Deathcoreバンド、Winds Of Plagueの5thフルアルバム。いままでに比べたらシンフォニック要素は薄いかもだけど、それ抜きでも音がブ厚くてイカつい、曲がオラついてるといった感じでカッコイイ。




10. XanthochroidOf Erthe And Axen: Act II
アメリカのEpic/Melodic Black Metalバンド、Xanthochroidの3rdフルアルバム。Act Iに続く、二部作アルバムのニ部作目。ブラックメタルとは思えないほど、のどかで不思議な感覚で癒される音楽。Xanthochroidの世界に引き込まれる。


2017年11月28日火曜日

FLESHGOD APOCALYPSE Japan Tour 2017 @ アメリカ村FANJ twice(11/24) 【感想】

3年振りのFleshgod Apocalypse!
2014年のThe Black Dahlia Murder、FgA、Dew-Sentedのライブ以来。こん時はラインナップもライブも最高だった・・・。
会場には18時過ぎに到着。この時点で観客は50人くらいかな。Deadspace最初から観たかったけどやっぱ無理だった。梅田ならともかく、四ツ橋で平日の18時開演はキツすぎるわ。



18:00~18:20
Deadspace
オーストラリアのBlack/Gothic Metalバンド。ブラック/ゴシックとは思えないほど見た目がカジュアルかつV系のような出で立ちとメイク。曲は全く知らないけどまあまあ良かった。けど見た目のせいで雰囲気ぶち壊しって感じ。



18:35~19:10
Earth Rot
オーストラリアのDeath/Black Metalバンド。このバンドも初めて観るな~と思ってたけど、ギターのアジア人の人を見て一度観てることを思い出した。最後に演奏した「Terraform」は良い曲だなと思うけどそれ以外の曲が地味というか手堅いというか。パフォーマンスもこれといったところがないので惹かれるものもない。




19:25~20:10
Psycroptic
オーストラリアのTechnical Death Metalバンド。聴いたことないうえに初めて観るバンドだったけど、これがなかなか良かった。ボーカルの動きのキレが良くてノリノリで見てて気持ちがいいし、落ち着いててライブ慣れしてる感じがすごい伝わってくる。いままでで音が抜群に良いうえ本当にテクニカルでコアっぽい要素もあって初見でも聴きやすくすぐハマってしまった。このバンドからモッシュする人(ほとんど外国人だけど)も出てきてまあまあの盛り上がり。モッシュしてる鞄を背負ったデブ外国人に突き飛ばされて少し負傷。鞄くらいクロークに預けろマジで。
こんなに良いバンドだったのならしっかり予習しておけばよかったと少し後悔。




20:50~22:00
Fleshgod Apocalypse
  1. In Aeternum
  2. Healing Through War
  3. Cold As Perfection
  4. The Violation
  5. Prologue
  6. Epilogue
  7. Gravity
  8. The Fool
  9. The Egoism
  10. Syphilis
Encore:
 11. The Forsaking

イタリアのSymphonic Death Metalバンド。2013年以来2回目。
Fleshgod Apocalypseのライブ、正直不安でした。フロントマンのTommaso(Vo/Gt)が今年脱退したせいで、超絶ドラマーだったFrancesco Paoliがドラムからボーカル兼ギターに異動。Paoliは元々ボーカルだったので心配ないけど、問題はドラムの後釜。正式なメンバーではないみたいだけどDavidというドラマーがしばらく務めるとのこと。
イントロと共に、前回のライブではいなかったVeronica嬢(Vo)が聖槍のようなものを持って登場。生で見ると結構な迫力というか、思ってたより太ってていい声が出そうだ。実際良い声で、音源と遜色ない素晴らしい歌声だった。それに対してクリーンボーカルのPaolo(Ba/Vo)はあまり声出てなかったかな。トーンも結構落としてた気がするし調子悪いんだろうか。Cristiano(Gt)はなめらかなギタープレイでしっかり観客を魅了してて良かった。PaoliのパフォーマンスはTommasoの野性味あふれるパフォーマンスに比べるとかなり大人しめではあったけど、フロントマンらしいMCや立振る舞いはしっかりあった。でもやっぱりドラマーとしてのPaoliの方が魅力的なのは否めない。一番不安だった臨時ドラマーのDavidはというと、それほど心配するほどでもなく手数も多いししっかりPaoliの代役を務めてたと思う。でもなんか影薄かった?全体的にドラムの存在感が薄かった・・・。Francesco Ferrini(Piano)も影薄かったかな。楽器隊の後ろに隠れててあまり見えてなかったってのもあるけど。
一番盛り上がった曲はやっぱり『The Violation』!! 自分もモッシュ&ヘドバンしまくりました。この曲でFgAを知ったり好きになったって人が多いと思う。『The Egoism』ではWoD煽ってたので参加したけど数人しかやらずに寂しいものに。というかモッシュしてるのほとんど外国人ばっかりだった。
今回のライブは去年の新譜『King』のツアーだったからしょうがないけどセットリストが微妙。1stアルバム『Oracles』からは1曲もないうえに、『Labyrinth』からは『Prologue』と『Epilogue』て・・・。せめて『Elegy』はやると思ってた。新譜からは『And The Vulture Beholds』が観たかったなぁ。
前編成のFgAのライブの方が良かったのは間違いないです。今後FgAはどうなるんだろうか。これを機に初期のブルータル路線に戻るのもいいんじゃないかなと。
Come back Tommaso!!

2017年11月12日日曜日

おすすめメタルアルバム 10選 【2017年9月編】

自分が良かったと思う今月発売されたアルバムを10枚に厳選して簡単に紹介。
今月分もまた更新遅くなった・・・いかんねほんと。9月は有名バンドが結構新譜をリリースしてたような印象。今月は様々なジャンルの良いアルバムが揃ってると思う。




1. Arch Enemy / Will To Power
スウェーデンのMelodic Death MetalバンドArch Enemyの10thフルアルバム。日本でも超人気のArch Enemy。今作も並以上の良い出来なんだけど、攻撃的なリフが少なくどの曲も普遍的というか面白味がない。前作の方が自分は好み。




2. Archspire / Relentless Mutation
カナダのTechnical Death Metalバンド、Archspireの3rdフルアルバム。早口デスメタルで、疾走感とテクニカルではちゃめちゃな展開が最高。2ndアルバム『The Lucid Collective』もおすすめ。来年の来日ライブも決まってるので楽しみ!




3. August Burns Red / Phantom Anthem
アメリカのMetalcoreバンド、August Burns Redの7thフルアルバム。August Burns Redはリフやメロディで明るい曲が多いのが特徴で、他のメタルコアバンドより頭一つ抜きん出てると思う。今作も安定した出来栄え、早くライブが観てみたい・・・。




4. Belphegor / Totenritual
オーストリアのBlack/Death Metalバンド、Belphegorの11thフルアルバム。ドロドロと陰湿に追い込むような曲のオンパレードで、シャープで攻撃的な曲は一切なし。ものすごいドス暗さです。




5. Cradle Of FilthCryptoriana - The Seductiveness Of Decay
イギリスのExtreme Gothic Metalバンド、Cradle Of Filthの12thフルアルバム。ゴシックメタルらしい壮麗で妖しいメロディとアグレッシブな展開のバランスがすごくいい。ここ最近のCoFのアルバム中で一番良いんじゃないかな。Dani(Vo)の「キィアアアアアアアァァァァァ!!」なシャウトも勿論健在。




6. Dyscarnate / With All Their Might
イギリスのDeath Metalバンド、Dyscarnateの3rdフルアルバム。無機質なメロデスっぽさもあればメタルコアっぽくもありなかなかかっこ良い。1stアルバムでこのクオリティは今後に期待できそう。




7. Ensiferum / Two Paths
フィンランドのEpic Folk Metalバンド、Ensiferumの7thフルアルバム。前作よりかなりフォーキーで壮大な仕上がりで良い。ジャケットもいままでで一番好き。Ensiferumも来年1月に来日が決まってるので楽しみ!




8. MyrkurMareridt
アメリカのBlack Metalバンド、Myrkurの2ndフルアルバム。デンマーク人のMyrkurという女性のソロバンド。1stアルバムは聴いたことないけど、美しく魅惑的な声と哀愁あるメロディとの相性が最高で雰囲気出てる。ゴシックやアトモスフィアメタルっぽさも感じる。




9. PurefilthUnhuman Forms Prevail
ウクライナのBrutal Death Metal, Deathcoreバンド、Purefilthの1stフルアルバム。ブルデスのドロドロ感とデスコアのゴリゴリ感の融合体。完成度の高いハイブリッド系バンドは大好物です。




10. Septicflesh / Codex Omega
ギリシャのAtmospheric/Symphonic Death Metalバンド、Septicfleshの10thフルアルバム。オーケストラの壮大な演出と、エジプシャンな雰囲気作りが素晴らしい濃厚で密度の高い1枚だと思います。


2017年11月11日土曜日

WINTERSUN Japan Tour 2017 @ 心斎橋Soma(11/8) 【感想】

Wintersun初来日!!

ヨーロッパではそこそこ人気なWintersunがついに日本に!ってことでライブに行ってきました。チケットの売れ行きは良くないようで、これが最初で最後の来日の可能性が高いとのこと。そーなったらもう行くしかないでしょう。てかWintersunってそんなに人気ないのか。日本のメロデサーは何してるのやら・・・。

18時20分ごろに心斎橋somaに到着。somaは心斎橋駅から遠いのが欠点、行くだけでしんどい。ちょうどサポートのNo Limited Spiralの演奏が終わるところ。この時点で観客は40人くらいかな。もう一つのサポートバンドClaim The Throneは今回で3度目の来日らしいけど自分は初めてだったのでClaim The Throneの開始には間に合って良かった。




18:50~19:30
Claim The Throne
  1. Fury Entwined
  2. Zephyrus
  3. Through The Rage Of The Storm
  4. Where Night Passed & Sunlight Shone
  5. The World Grows Dull
  6. Spirit Of Fire
  7. On Desolate Plains
オーストラリア産Melodic Death/Folk Metalバンド。今年新譜「On Desolate Plains」をリリースしたばかりのClaim The Throne。全然聴き込んでないけど、曲は勇壮で堅苦しいけどかっこ良かった印象。ライブはまあ地味ではあったけど、ちょくちょく挟んでくる日本語が面白かった。3回目だけあって結構日本語覚えてる様子。新曲たくさんやってくれたしもっと聴き込んでおくべきだったかな。




20:00~21:30
Wintersun

  1. Awaken From The Dark Slumber
  2. Winter Madness
  3. Beyond The Dark Sun
  4. Death And The Healing
  5. Sons Of Winter And Stars
  6. Loneliness
  7. Starchild
  8. Eternal Darkness
Encore:
   9. Time

フィンランド産Symphonic Melodic Death Metalバンド。お目当てのWintersun!
Wintersunとの出会いは、メロデスのおすすめバンドの紹介ページみたいなのに載ってたのを見て、1stアルバム『Wintersun』を聴いてすぐにハマったのを微かに覚えてる。2ndアルバム『Time I』をほとんど聴いてないってのがかなり痛手だけど、『The Forest Seasons』は聴き込んだのでまぁ大丈夫でしょう。
ライブはもうほんと素晴らしかった。Jari(Vo)の歌唱力がとにかく良く、グロウルもハイトーンも安定して出ててすごかった。なによりパフォーマンスが良い!手を広げて叫んだりかなり派手な動きがあって面白いし、歌ってるときはちゃんと観客一人一人を見て盛り上げようとしてるのも良かった。
そして楽器隊のメンバーがこんなにもイケメン揃いだとは思わなかった。Teem(Gt)の見せつけるギタープレイがめちゃくちゃかっこいい・・・容姿もいいからなおさらだわ。割とマジでTeemuになら抱かれたいよね。新メンバーのAsim(Gt)だけパキスタン人なのでとにかく顔が濃い!w  Jukka(Ba)はずっとクールに演奏してた印象。こいつもイケメン羨ま。
セトリは新譜からは春・秋・冬を演奏。いっそのこと夏も演奏して完全再現してほしかったけど無理だったのかな・・。ちょっと中途半端。『Winter Madness』では「ウィンタアアアアアアアァァァァ!!!」できたし、『Death And The Healing』で合唱できたしで満足。『Beyond The Dark Sun』ではちょっとだけモッシュ起こってた。もっと人が多ければなぁ・・・。アンコールで『Time』を演奏して大団円。メンバーみんな観客と握手してファンサービス。自分は戦利品としてAsimから投げられた水をゲット。喉乾いてたから助かるぜ、ありがとうAsim。Kai(Dr)が投げたドラムスティックは指に当たったけどキャッチできず・・・。

後日、Facebookに上がってた集合写真見て観客数えたら60~70くらいしかいねぇ・・・。ちょくちょくいた外国人含めての60~70だからねこれ。キャパ360人のとこに対してこの数はかなり大赤字なのでは。これだと再来日はなさそうか。
今回のWintersunのライブに行けたことを誇りに思います。ありがとうEvokenさん。