3月の一番楽しみだったイベントPagan Metal Horde vol.1。中国のせいで発生した2015年の来日キャンセルから2年。今回はSuidAkrAとSkiltronが帯同し豪華3組初来日!
しかし、PMH二日前に風を引くという一番やっちゃいけないことをやらかしてしまう...17日はがっつり寝込んでなんとか熱は下げたけど、まだ若干喉が痛いのがつらい。相変わらず自己管理がまだまだ甘いなーと反省。熱ぶり返すのもまずいのであまりモッシュとかはしないようにしよう。
開場は16時だったので、16時にJR大阪駅に到着。しかし機材トラブルで開場は16時半に延長になった模様。amHALLというとこは初めてでしたが、会場に着いたら黒い人だかりがあったのですぐ分かった。16時45分には入場し、前方真ん中で待機。キャパ480人とだけあってかなり広々としてる。果たしてどれだけ埋まるのか楽しみ。「開場は遅れたけど開演時間に変更なし」とは言ってたけど結局15分遅れで開演。
17:15~17:40
ARES
たぶん初めて観る日本のメロデスバンド。しっかりメロデスしつつもメタルコア的ブレイクダウンが混ざってて面白かった。良いなと思う曲もちらほらあったし、MCでEPならフリーダウンロードできるとのことなので聴いてみようと思う。ARESjp.com
17:50~18:35
暴君 -Bloody Tyrant-
台湾のMelodic Black/Folk Metalバンド。今年出た新譜「孤鷹行」しか予習してない。女性琵琶奏者は帯同してないようで代わりに男のギターがもう一人。メンバー皆戦闘服のような衣装と長髪で、統一感のある派手なヘドバンにノリノリのフォークソング、ベースの面白いMCと見応え抜群の素晴らしいパフォーマンスでした。Skiltron&暴君の公演が大阪でもあったら行きたかったです。
ワタシタチハ?・・・暴君!!
18:45~19:30
Skiltron
- Highland Blood
- By Sword And Shield
- The Bonfire Alliance
- On The Trail Of David Ross
- Bagpipes Of War
- The Taste Of Victory
- Skiltron
アルゼンチンのPower/Celtic Folk Metalバンド。軽く一通り予習したくらいだったけどかなり面白かった。Skiltron目当ての人もいたようで、このSkiltronから場の盛り上がりが一段階くらい上昇したのを感じました。皆キルトスカートを履いており民族感は抜群。中でも一番目立ったのはやはりバグパイプ奏者のPereg。ライブ後半ではピカチュウのヴァイキングキャップを被ったり他のメンバーに被せたり、客席にダイブしたりと一番はっちゃけてました。残念なのはヴォーカルの声量がないせいか声が聞こえずらかったところ。なので終始イントロとして楽しむ感じでした。
19:45~20:45
SuidAkrA
- Dark Revelations
- Pendragon's Fall
- March Of Conquest
- The Hunter's Horde
- Pair Dadeni
- Dead Man's Reel
- Stone Of The Seven Suns
- Lion Of Darcania
- Balor
- Wartunes
ドイツのMelodic Death/Folk Metalバンド。Equilibriumよりも先輩なSuidAkrAがエクリよりも前というのはやはり知名度の問題かな。まあ自分もSuidAkrAは去年出た「Realms Of Odoric」で知ったばかりなのでSkiltron同様軽く予習した程度ですが。一通り曲を聴いた自分の勝手なイメージではかっちりした堅実で落ち着いたライブをするバンドだとばかり思ってたけど、良い意味で裏切られました。まずモッシュやWoDを煽ってきたり、Arkadius(Vo/Gt)がダイブしてきたりと結構はっちゃけるタイプのバンドでした。というかWoDは予想外ですわ。ライブ中盤で登場したヴァイオリン奏者も面白かった。かなり日本語を練習したのか、発音もイントネーションも完璧でMCがめちゃくちゃ面白かったです。一番驚いたのは、Dead Man's Reelの演奏中にArkadiusが観客のモッシュに混ざってきたこと。普通に自分の真横を通ってステージに戻るArkadiusはなんかかわいくて愛着湧きましたw
ラストの曲演奏後はメンバーのダイブ大会。ダイブするのはいいけど、あれステージへの戻し方が難しい。ライブハウスとかだとセキュリティの人ってほとんどいないし。やっぱり重かったのか、一番背の高いMarius(Gt)は支えきれず落とされてました。
ここまで観てSuidAkrAのライブが圧倒的に良かった。バランス良くどの楽器の音も鮮明に聴き取れました。
21:00~22:15
Equilibrium
- Sehnsucht
- Erwachen
- Katharsis
- Waldschrein
- Heimat
- Karawane
- Blut Im Auge
- Prey
- Born To Be Epic
- Heimwärts
- Unbesiegt
12. Rise Again
13. Freiflug
14. Eternal Destination
ドイツのEpic Folk/Viking Metalバンド。Equilibriumのライブは、去年のSummer Breeze以来2回目。その時は母国ドイツだったせいかものすごい人気でジャンプもできないくらい大量の人でごった返しててまともに観れなかったので今回は間近でじっくり観ようと意気込んでました。去年の新譜「Armageddon」は賛否両論の出来だったけどやっぱりEquilibrium目当てが多いようで、暗転と共に盛り上がりがまた一段階ほど上昇。メンバー全員がしっかりアー写と同じ格好で登場!これは感動しました。あのEquilibriumが来たんだ!って実感が湧きます。近くで見たRobse(Vo)はすごい身長でかいし体格もヤバかった。歌い方も漢らしくて、あと異様にWoDを煽ってくる。お腹のお肉がベルトに乗ってるのはリアルでしたw そして唯一のオリジナルメンバーで細い目と濃いヒゲが特徴のRené Berthiaume。一番生で拝みたかった人。
ライブで特に盛り上がったのはSagasからの3曲。中でもBlut Im Augeは大合唱ですごかった。巨大サークルモッシュもできあがり今日一の圧力&盛り上がり。新譜からだとHeimatとRise Againが盛り上がったかな。ジャップしまくって足の指が痺れました。
途中ちょっとドラムの機材トラブルが見られたけどすぐ直って無事再開。その間はすぐにDomが観客を煽ったりして繋いでるのを見てやっぱりライブ慣れしてるなーと感じました。残念な点を挙げるならやっぱりセットリスト。新譜からばっかりだし、Rekreaturから1曲も演奏してないし。Der Ewige Sieg、In Heiligen Hallen、Wirtshaus Gaudi、Die Affeninsel。ここら辺の曲が聴きたかったなー。
最後はメンバーとガッツリ握手。パワフルで一体感の生まれたとても良いライブでした。新譜が出たらEvokenさんにはまた呼んでほしいです。あとDomのいるNothgardも観たいです。
ライブ終演後、SuidAkrAのメンバーがホールに来てファンサービスしまくりでSuidAkrAのイメージががらりと変わった。ライブパフォーマンスやサービス精神を加味すると自分はベストライブにSuidAkrAを推したいです。曲はやっぱ地味だけどね。
ドリンクチケットは缶ビールと交換。今日ならいけるかな?と思ったけど一口飲んで捨てました。やっぱり飲めないものは飲めなかった・・・