2017年2月1日水曜日

Sabaton / The Last Stand (2016) 【感想】

CDレビューちょっとだけやってすぐ止めてしまったけど、最近またしたくなってきたので再開。自分の好きなものだけレビューというか感想を書いていこうかなと思います。ということでレビュー1発目は、去年一番リピしたSabatonのアルバムから。



  1. Sparta
  2. Last Dying Breath
  3. Blood Of Bannockburn
  4. Diary Of An Unknown Soldier
  5. The Lost Battalion
  6. Rorke's Drift
  7. The Last Stand
  8. Hill 3234
  9. Shiroyama
  10. Winged Hussars
  11. The Last Battle
  12. Camouflage (Bonus Track)
  13. All Guns Blazing (Bonus Track)
  14. Burn In Hell (Bonus Track)

スウェーデンの大人気Power Metalバンド''SABATON''の8thアルバム「The Last Stand」。ヨーロッパではでかいフェスのトリを務めるくらい超人気で、母国スウェーデンでは自身の名を冠したフェス「Sabaton Open Air」が毎年開催されているほど。日本でも2015年のラウドパークで初来日を果たし知名度が一気に上がりました。
そんなSabatonの待望の新譜、楽しみじゃないわけがなかった。今作ではどの曲も世界各国の内戦や戦争をテーマにしており、そこも楽しみどころ。このアルバムをリリース後にThobbe Englund(Gt)が脱退しているのでThobbeが関わる最後の作品となります。Thobbeは脱退後、自身のバンドThobbe Englundでのみ活動。後任はReinXeedのTommy Johansson。ちょっと太ってるのが気になる・・・
「The Last Stand」では公式のPVが1曲もない代わりにファンが各曲に合わせて作ったミュージックビデオがあるのでそっちも一緒に紹介。(★マークはおすすめ曲)
2018.04.13追記、「The Last Stand」の公式PVができたみたいなので訂正と差し替え。

#1. Sparta ★
スパルタ軍のテルモピュライの戦いことを歌った曲。今回のアルバムで一番男臭く暑苦しい、もしかしたらSabatonの曲の中で一番男臭いかも。「ウッ!ハッ!」という掛け声がたくましいスパルタ軍を想起させます。曲構成が単純でダイナミックな曲なので、導入曲にぴったり。公式リリックビデオにもなってます。


#2. Last Dying Breath ★
第1次世界大戦、セルビアの首都ベオグラードでの戦いの曲。このアルバムの中ではあまりリピしてない曲。哀愁を誘うキーボードとギターのソロが良い感じ。悪い曲ではないんだけど、聴き所としてはそれくらいか。


#3. Blood Of Bannockburn ★
バノックバーンの戦いを題材とした曲。初めて聴いた時、バグパイプのイントロでこの曲にはドハマりでした。Bメロのバグパイプによるフォークチックな演出と、キーボードとギターのきれいな絡み合いが素晴らしい大好きな曲です。公式のリリックビデオも。


#4. Diary Of An Unknown Soldier
語りのあるイントロ。

#5. The Lost Battalion ★
第一次世界大戦を題材とした曲。邦題「ファイブ・デイズ・ウォー(The Lost Battalion)」として映画にもなっています。力強いリズムと共に、Joakim Brodén(Vo)も負けじと力強く歌い上げる勇ましい歌メロ曲。


#6. Rorke's Drift ★
ズールー戦争のローク砦の戦いを題材とした曲。エッジの効いたリフとBメロが大好きで、闘志を奮い立たせられる勇ましい曲。結構リピートしてます。


#7. The Last Stand ★
1527年、ローマ略奪戦におけるスイス傭兵たちのことを歌った曲。後半につれて盛り上がる壮大なサビと、未来への希望を感じさせるようなメロディが素晴らしい。アルバムの中で1番好きな曲です。


#8. Hill 3234
アフガニスタン紛争の3234高地での戦いの曲。コーラスの効いたCメロと、短いけど間奏のギターソロが好き。もっと熱くて激しいソロ演奏が聴きたいところ。


#9. Shiroyama ★
西郷隆盛による日本最後の内戦、西南戦争を題材とした曲。2015年に初来日して日本に興味を持ち、曲を作ったみたいです。全体的にキーボードが映えるキャッチーな歌メロ曲。ライブでも定番の曲のようなので嬉しい。


#10. Winged Hussars ★
ポーランド有翼重騎兵隊の歌。メリハリのあるキーボードのメロディと、低いバックコーラスで厚みと一体感を感じさせるマイペースでゆったりした曲。


#11. The Last Battle
第2次世界大戦、オーストリアはイッター城の戦いを題材とした曲。サビのテンポいいリズムが好きだけど、全体的に退屈でギターソロも特に面白みがないのであまりリピートしてない。

#12. Camouflage (Bonus Track) ★
Stan Ridgewayのカヴァー。原曲は5分ほどの曲だが、Sabatonらしくパワフルにかつコンパクトに3分52秒に収めている良カヴァー。

#13. All Guns Blazing
Judas Priestのカヴァー。Rob Halford(Vo)とJoakim Brodén(Vo)が入り混じれて歌ってる。カヴァーなんだしJoakimだけでよかったのでは。

#14. Burn In Hell
Twisted Sisterのカヴァー。全体的に音程低めでまさにメタル風にカヴァーしましたって感じ。

全体的にキーボード主体でメロディアスかつキャッチーで聴きやすく、どの曲もレベルが高いです。残念ながらメンバーにキーボード担当がいないのでライブでは音源で聴くことになる。エクストリーム系が好きな自分からすると、ゴリゴリな疾走パワフルナンバーが1曲は欲しかったところ。早くThe Last Tourで日本に来日してくれ!

【オススメ度:★★★★★

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